発行元 パトリック・デウィット .
エディションノート
きみはどこまで落ちていくのか?
つねに誰かが酔っている、泥酔文学の金字塔!
夜ごとハリウッドの場末のバーに集結する、ありとあらゆる種類のダメなひとびと。ウィスキー、テキーラ、ビールにコカインが乱舞する夜が明け、そしてまた夜が訪れる……。渇いた筆致で容赦なく活写する、酒に踊り、酒に溺れる人々の酔態、痴態、狂態。『シスターズ・ブラザーズ』が話題を呼んだ、鬼才パトリック・デウィットの驚嘆のデビュー作。
【著者紹介】
パトリック・デウィット
1975年バンクーバー生まれ。皿洗い、バーテンダーなどの職を経て、『みんなバーに帰る』で作家デビュー。2011年発表の『シスターズ・ブラザーズ』はブッカー賞の最終候補作に選出されたほか、カナダで最も権威があるとされる総督文学賞をはじめ四冠を制覇し、日本では各種の年末ミステリベスト10入りを果たした。現在はオレゴン州で妻と息子と暮らす。